フィナステリド(プロペシアジェネリック)の副作用が出るのは、かなり稀なケースです。
妊活を行なう場合は、性交を行なう1ヶ月前にはフィナステリドの服用を中止することが推奨されています。「性交を行なう当日のみ飲まなければよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実はフィナステリドが血液や精液の中から完全になくなるまでには1ヶ月ほどかかるのです。
プロペシアに含まれる有効成分フィナステリドは、が期待できます。
今回は、Fertility and sterilityという不妊学の代表的な雑誌から、プロペシア®︎(以降はフィナステリドと表記)の中止によって精子所見がどのように変化するかを報告した論文がありましたので紹介いたします。
服用開始から数ヶ月と間もないうちにフィナステリドの服用を中止すると、その間に必要となった治療費を無駄にする結果となります。
プロペシアによる治療期間と期待される作用の目安(個人差があります)
<参考文献>
□ 日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
□ Yoshitake T, Takeda A, Ohki K, et al: Five-year efficacy of finasteride in 801 Japanese men with androgenetic alopecia, J Dermatol, 2015; 42: 735―738.(レベル III)
□ 川島 眞,溝口将之,五十嵐敦之ほか:男性型脱毛症 (AGA)に対するフィナステリドの長期投与(3 年間)試 験成績 多施設共同オープン試験,臨皮,2006; 60: 521― 530(レベル III) 28)Yoshitake T, Tak
□ D’Amico AV, Roehrborn CG: Effect of 1 mg/day finasteride on concentrations of serum prostate-specific antigen in men with androgenetic alopecia: a randomised controlled trial, Lancet Oncol, 2007; 8: 21―25.(レベル II)
□ 厚生労働省「フィナステリド(男性型脱毛症治療薬)に関する注意喚起について」
□ 日本赤十字社「献血をご遠慮いただく場合」
□ MSD社「プロペシア錠0.2mg 1mg 添付文書」
プロペシア錠の服用で副作用が生じたら、まずは処方してもらったクリニックに相談しましょう。途中で服用をやめたり、副作用が軽度だからと医師に相談せずに服用を続けたりせず、身体に異変が生じたらすぐに医師のアドバイスを受けるようにしてください。
プロペシアの有効成分であるをしても胎児に影響があった例はありません。
デュタステリドとはAGA治療薬の一つです。フィナステリド等と同様に、抜け毛を減らすことが主効果になります。そのため、発毛を促進するミノキシジルとの併用が効果的な使い方です。
ただし、フィナステリドは抜け毛を減らす効果が期待できますが、「髪を生やす・増やす」という働きはありません。すでに一定以上薄毛が進行している方は、別のお薬で発毛を促していく必要があります。
フィナステリドには男性機能の低下以外の副作用もありますが、いずれも
ここからは、フィナステリド以外のAGA治療薬が妊活・子作りに与える影響を解説します。
初期脱毛とは、プロペシア錠の服用を始めてすぐの時期に生じる抜け毛のことです。乱れたヘアサイクルが整う過程で起こるため、過度なご心配は必要ありません。
髪の毛は通常、成長期(2〜6年)退行期(2週間)休止期(3〜4ヶ月)を繰り返して生え変わります。この髪の毛が生えてから抜けるまで(成長期から休止期まで)の期間がヘアサイクルです。AGAを発症すると成長期が短縮されてしまい、髪の毛が細く弱くなっていきます。また、髪の毛を作る力が衰えることで、どんどん薄毛になってしまうのです。
プロペシア錠にはこのような乱れたヘアサイクルを整える働きがあるため、健康な髪の毛が再び生えてきます。その際弱った古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるため、抜け毛が大量に発生してしまうのです。プロペシア錠の服用直後に起こる初期脱毛は、薬がしっかりと効いているからこそ生じます。すなわち、初期脱毛はAGA治療において良い傾向といえるのです。
初期脱毛で抜ける髪の毛の量や期間には個人差があるものの、ほとんどの場合服用後1週間〜3ヶ月程度でおさまります。ただし、抜け毛が減らない、止まらないといった場合は医師に相談してみてもよいでしょう。なお、初期脱毛が起こらない方もいらっしゃいますが、初期脱毛が起こらない=薬が効いていないというわけではありません。初期脱毛が起こらなくても、継続して薬を服用するようにしましょう。
デュタステリドやフィナステリドの副作用に性的欲求の減少やEDがあるのです。
フィナステリドは日本のガイドラインをはじめ、各国のガイドラインで推奨されている抜け毛を防ぐAGA治療薬です。ジェネリックでも効果や安全性は変わりませんので、医師の診察・処方のもと正しく使用するようにしましょう。
ここでは、これらのAGA治療薬で実際に起こる副作用を紹介します。
50代、60代、70代の方でも効果が出る可能性があります。気になっている方はトライをしてみてもよいでしょう。当院では、75歳からフィナステリドの服用を開始して、1年程度の服用で大幅に改善された例もありますが、髪の毛がフサフサに生えてくるイメージではなく、効果はあくまで現状維持や軽度に改善する程度とお考えください。
どのような理由でフィナステリドがEDを引き起こすのかは詳しくは分かっていません。
フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療薬のひとつです。フィナステリドは男性のみが使用でき、女性の薄毛には使用できません。
原因として、フィナステリドが男性ホルモンを抑える作用がある薬のためです。
薬の量を増やしても効果が増強するわけではないので、必ず決められた用量を守るようにしましょう。
プロペシア(フィナステリド)を女性に使用することはできません。
症状の進行度や治療プランによっても異なりますが、AGA治療薬の服用を開始してから3ヶ月~6ヶ月程度で効果を実感できることが多いです。AGA治療薬を使ったからといってすぐに薄毛・抜け毛が解消するわけではなく、長期的に取り組む必要があるのでご注意ください。
フィナステリドが精子中に含まれる確率は、ことがわかりましたが、
AGAは体内で生成されるジヒドロテストステロン(DHT)という強力な男性ホルモンによって引き起こされます。
そのため途中でフィナステリドの服用をやめてしまうのではなく、。
もともとフィナステリドが妊活へ影響を及ぼす可能性はそこまで高くありません。しかし、服用を中止した状態で行ったほうが精神的にも安定した状態で妊活を進められると考えられます。
ミノキシジルとフィナステリドは働き方が違うため、併用が可能です。
・肝機能障害
・性機能(勃起不全・性欲減退・男性機能障害・勃起機能低下)
・皮膚症状(かゆみ・むくみ・発疹)
・初期脱毛
・頻尿
・眠気
・下痢
・頭痛
・胃の不快感
・抑うつ
・倦怠感
プロペシア錠の副作用には上記のような症状があります。ただし、発生頻度はそれほど高くありません。
プロペシア(フィナステリド)はどのようなメカニズムでAGAに作用しますか?
髪の毛の発毛サイクルが正常に戻るには時間がかかるため、投薬を始めてすぐに髪が生えてくるわけではありません。そのため、患者様にはまず6か月の服用をおすすめしています。服用してから4~6か月後には抜け毛が減少して発毛が始まり、元から生えていた髪の毛にも太さやコシが出てきます。1年の服用で発毛量は最大になり、全体的に髪の量が増えたことを実感できます。
AGAは進行性の疾患のため、投薬治療を中止すると、再び脱毛が始まり、前の状態に戻ってしまいます。発毛状態を持続したい場合は、プロペシア錠を続けて服用する必要があります。継続する場合は、用量や飲む頻度などを医師と相談しながら、定期的なチェックを行っていきましょう。
6か月服用しても効果が感じられないという方は、脱毛の原因がAGAではない(円形脱毛症など)か、適切な薬を使用していないことが考えられます。いずれにしても、頭髪専門クリニックなどで最初から正しい診断を受け、経過確認を行っていればそのようなことは起こりません。
フィナステリドとデュタステリドは、阻害する5αリダクターゼの種類に違いがあります。
服用開始直後の初期脱毛の症状が気になる人は、フィナステリドの服用をやめるべきではありません。AGA治療薬の服用を開始してからしばらくして起こる、です。
フィナステリドは厚生労働省の承認を得ている医薬品です。します。
A.6カ月以上飲み続けても効果があらわれない場合は医師に相談しましょう。作用メカニズムが異なるミノキシジルの内服薬や、フィナステリドより効果が強いデュタステリドならば期待する効き目が得られる可能性があります。
フィナステリドとミノキシジルは、薄毛に対する作用の仕方に違いがあります。
プロペシアの副作用は、リビドー(性欲)減退や勃起機能不全などの男性機能の低下や肝機能障害が報告されています。
フィナステリドと子作りに関してよくある質問について解説します。
フィナステリドとデュタステリドの違いは、AGAを引き起こす5α還元酵素への効果の強度の違いによります。どちらも5α還元酵素を阻害する働きを持っていますが、フィナステリドの場合は5α還元酵素のⅡ型のみに阻害効果がある点に対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型両方に対して阻害する効果を持っています。これにより、デュタステリドはフィナステリドに比べて抜け毛を予防する効果が高いとされています。
フィナステリドとは異なったアプローチからAGAの治療を行える薬が存在します。
フィナステリドには、5αリダクターゼⅡ型に作用し、AGAの進行を遅らせる効果があります。5αリダクターゼとは、頭皮に存在する酵素のことで、男性ホルモンであるテストステロンと結合することで、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換する働きがあります。
ボクは13年間、プロペシアを服用しながら3回の子作りを経験しましたが、
フィナステリドは薬剤の一般名です。「プロペシア®」はフィナステリドの先発品の商品名です。単に「フィナステリド」と言った場合は、様々なメーカーから製造されているジェネリック医薬品を差します。例:フィナステリド 1mg「FCI」のように、一般名「会社名」のように表記されます。プロペシアもフィナステリドも効果効能に差はありません。
男性女性共に気を付けていれば、フィナステリドは有効に作用するでしょう。
AGAは進行性の脱毛症ですが、AGA治療薬の服用によって薄毛・抜け毛の症状を大きく改善することができます。発毛を促進するミノキシジルや、乱れたヘアサイクルを正常に戻すフィナステリド・ディタステリドなどの有効成分を含んだAGA治療薬があります。
ある程度症状を改善できたら、現状維持のための治療を続けるケースが多いです。