➢ 抗コリン薬の投与は閉塞隅角緑内障の患者では禁忌であるが、開放隅角緑内障
一方、ヒスタミンには脳内では覚醒、記憶、学習、自発運動などの働きもあります。抗ヒスタミン薬の成分が脳内に浸透し、ヒスタミンの働きが妨害されると、「眠気」やインペアードパフォーマンスと呼ばれる、眠気がなくとも「判断力が低下」したり、「学習能力が低下」する副作用が起こります。
4 閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある。] [9.1.4 参照]
風邪薬や花粉症に使われるお薬の中には、眼圧を上昇させ、緑内障の症状を悪化させてしまうものがあります。
中でも抗ヒスタミン薬、抗コリン薬を含む薬は風邪薬、アレルギー薬に含まれていることが多く房水の排出をさらに悪くさせ眼圧を上昇させてしまうので注意が必要です。
しかしながら、すべての緑内障の患者さんが風邪薬を飲めないわけではありません。
特に注意が必要なのは、閉塞隅角緑内障(または狭隅角緑内障)と言われるタイプの方は眼圧が上がってしまいます。
その他の薬や
最近の抗ヒスタミン薬は効果発現も早く、飲み始めた日から、遅くても数日以内には効果が認められます。
緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気です ..
こんにちは。池袋サンシャイン通り眼科診療所です。
今回のテーマは「緑内障の人がつかってはいけない薬はある?」です。
1. 緑内障診療ガイドライン(第4版) 日眼会誌122:5-53,2018
2. Glaucoma contraindication for anticholinergics reviewed in Japan, 2019. . Reactions Weekly 1762, 2–2.
3. World Glaucoma Association: Childhood Glaucoma. In:Weinreb RN, et al(Eds):The 9th Consensus Report of the World Glaucoma Association. Kugler Publications, Amsterdam, 1- 270, 2013.
4. Chauhan, B.C., Garway-Heath, D.F., Goni, F.J., Rossetti, L., Bengtsson, B., Viswanathan, A.C., Heijl, A., 2008. Practical recommendations for measuring rates of visual field change in glaucoma. British Journal of Ophthalmology 92, 569–573.
わかった。閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障のどちらであるかは不明であったため、クロルフェ
点眼薬で多く使われるのは「第2世代抗ヒスタミン薬」でしょう。ステロイド点眼薬も使われますが、緑内障などの眼圧が上がる可能性があるからです。まずは抗ヒスタミン薬で使って、緩和しないようならステロイド点眼薬を使用するようにした方が望ましいです。
[緑内障の進行判定]
ハンフリー静的視野検査をおこなっています(Humphrey Field Analyzer, HFA)。
(必要な方にはゴールドマン動的視野検査をおこなっています)
開院後1年すぎた今は、3回分のデータをお話できるようにもなってきました。
開院間もなくまだ5回に至ってないですが、今後も進行解析の説明もできるようにしています。5回分のデータが揃うと、VFI(Visual field index)による進行解析が可能になります4。
10年後、20年後、またお若い方では30年後の視野まで予測するツールです。
また、ステロイド点眼は角膜疾患の有無や緑内障の有無、ステロイド ..
抗ヒスタミン薬と同様に、花粉症に強く効く抗アレルギー薬は、眠気などのリスク・副作用も強いと考えられてきました。
最近の研究では、ことが分かってきています。
抗アレルギー内服薬のリスク・副作用(眠気)の強さには、脳内ヒスタミンのブロック率が関係しています。
なお、抗アレルギー薬には眠気以外に肝機能障害と薬疹のリスク・副作用もあります。
✔ 抗コリン作用・交感神経刺激作用など
閉塞隅角緑内障禁忌と記載のある薬剤(飲んではいけない薬)
○ 感冒薬
○ 鎮痛薬
ロキソニン・カロナール
○ 鎮咳薬
○ 抗ヒスタミン薬
○ 鎮暈薬
○ 消化性潰瘍薬(鎮痙薬)
○ 排尿障害治療薬
○ 気管支拡張薬
○ 抗不整脈薬
○ 狭心症治療薬(硝酸薬)
○ 低血圧治療薬
○ 抗パーキンソン薬
○ 抗てんかん薬(BZ系)
○ 抗不安薬
○ 抗うつ薬
○ 催眠鎮静薬
○ ナファゾリン点眼(プリビナ点眼・アイブースター)
など
緑内障にはなっていませんが、点眼薬は緑内障治療と同じ点眼薬だと思うのです ..
○ ぶどう膜炎にともなう緑内障
○ 白内障・硝子体・角膜移植手術後の緑内障
○
○ 糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症にともなう血管新生緑内障
緑内障で使えない薬 | たける眼科 | 福岡市早良区 高取商店街[西新駅
下記の薬を使用した場合、眼圧が上がり急性緑内障発作をきたすことがあります。
* 必要に応じて、前眼部OCTを用いた経過観察をおこなっています。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠
脳内ヒスタミンブロック率の以下の3グループに分類されます。
① 鎮静性(眠気++):50%以上
② 軽度鎮静性(眠気+):20%以上50%未満
③ 非鎮静性(眠気±):20%未満
2.5 尿閉のある患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.6
眼科で行われるアレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法となります。薬物療法の目的は、日常生活に支障がないように、かゆみの症状を軽くすることが中心となります。
治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。重症の場合には、ステロイド点眼薬を使用する場合があります。
当院では内服薬や点鼻薬も取り揃えております。内服薬の中でも、眠くなりにくいフェキソフェナジンやロラタジンを採用しており、ロラタジンは口腔内で溶け、水なしでも服用できるOD錠を採用しておりますので、お忙しい方や錠剤が苦手なお子様には便利な製剤となっております。
アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます。症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。
[PDF] 付表① 当院で汎用される抗アレルギーと使用時の注意点
○ 原発閉塞隅角緑内障(primary angle closure glaucoma)
○ 原発隅角閉塞症(primary angle closure glaucoma)
○ 原発閉塞隅角緑内障疑い(primary angle closure glaucoma suspect)
通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日
もちろん濃度が高いほど効果は発揮しやすいですが、前述の通り緑内障に注意して使用すべきで、でしょう。
イミダフェナシン (ウリトス, ステーブラ), 塩酸オキシブチニン (ポラキス), 塩.
○ 原発開放隅角緑内障(広義)
○ 正常眼圧緑内障
○ 高眼圧症
○ 前視野緑内障
多くの方が該当します。
下記の薬の使用制限はありません。
【医薬品名】フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン.
「閉塞隅角緑内障」であるかどうかが重要です2。
具体的な案(商品)を伝えます。 【アレグラFXの成分】 フェキソフェナジン塩酸塩【クラリチンEXの成分】
図1に主な抗ヒスタミン薬のを示します。第1世代が50%以上の脳内H1受容体を遮断するのに対して、20%未満で非鎮静性とされます。赤い四角で囲ったものは第2世代と呼ばれるもので、すべて非鎮静性です。アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも簡単に手に入るのでなじみが深いのではないでしょうか。
アレグラ (フェキソフェナジン):1日2回。眠気が少なく、車の運転も ..
緑内障を指摘されている多くの方は「開放隅角緑内障」です。
この場合は、禁忌となりません。
ソフェナジン塩酸塩 15mg が 108 名に、フェキソフェナジン塩酸塩 30mg が 426 名の患者へ 1 日 2 回投
緑内障の治療は病気の進行を食い止めるため、眼圧を低くコントロールする点眼治療を行います。一度障害された視野が元に戻ることはないため、できるだけ早期に発見し、治療を開始、継続することが大切です。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠
第2世代のなかでも、ビラノア・アレグラ・デザレックスは特に脳内移行率が低く、自動車運転にも禁止・注意の記載がありません。
レスプレン錠30mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
緑内障は初期には自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していくことが多くあります。そのため、健康診断や人間ドックなど、定期的に検査を受けることで早期に発見することが大切です。
ムコスタ錠100mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
以下の図は、国内で処方できる主な第2世代抗ヒスタミン薬の一覧です。発売されてから古いものはOTC薬(市販薬)になっています。古いものの方が、後発品(ジェネリック医薬品)も出ており、薬価が安い傾向にあります。(2022年時点)
そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 商品名:フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg「CEO」
緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。日本人の40歳以上の20人に1人がかかるといわれ、日本における失明原因の第1位です。多くの場合、非常にゆっくりと視野障害が進行していき、本人が気付いた時には手遅れという場合がしばしばあります。
眼球は房水という液体によって一定の圧力に保たれており、この圧力を眼圧といいます。房水は眼球内で作られ、シュレム管という管を通って眼外に排出されますが、何らかの原因で房水がうまく排出されないと眼圧が高くなります。眼圧が高くなると視神経が圧迫されて傷つき、視野が狭くなっていきます。