(デキサメタゾンとして6.6mg=デキサメタゾンリン酸エステルとして8mg)


▽新たな【効能・効果に関連する使用上の注意】として、▼デキサメタゾン抑制試験の実施に先立ち褐色細胞腫またはパラガングリオーマの合併の有無を確認する▼合併がある場合には、褐色細胞腫またはパラガングリオーマの治療を優先する—旨を設ける


デカドロン注射液 1.65mg:0.5mL 中にデキサメタゾンとして 1.65mg

▽新たな【効能・効果に関連する使用上の注意】として、▼デキサメタゾン抑制試験の実施に先立ち褐色細胞腫またはパラガングリオーマの合併の有無を確認する▼合併がある場合には、褐色細胞腫またはパラガングリオーマの治療を優先する—旨を設ける

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼを発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する

(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウムとして 2.2mg)を含有

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(経口剤・注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼを発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する



●副腎皮質ホルモン剤の「デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(注射剤)」(販売名:オルガドロン注射液1.9mg、同注射液3.8mg、同注射液19mg、デカドロン注射液1.65mg、同注射液3.3mg、同注射液6.6mg、デキサート注射液1.65mg 、同注射液3.3mg、同デキサート注射液6.6mg)

デカドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム) · 用法および用量

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(経口剤・注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼ(褐色細胞腫からの急激なカテコールアミン分泌で、高血圧、全身症状,臓器障害を呈する病態。予後不良である)を発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼを発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する

デキサメタゾン 21-リン酸二ナトリウム+デキサメタゾン 21-フェニルプロピオン酸エステル:Dexafort ..

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(経口剤・注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼ(褐色細胞腫からの急激なカテコールアミン分泌で、高血圧、全身症状,臓器障害を呈する病態。予後不良である)を発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する



●多発性骨髄腫狩猟に用いる副腎皮質ホルモン剤の「デキサメタゾン(経口剤)」(下垂体抑制試験の効能・効果を有さない製剤)(販売名:レナデックス錠2mg、同錠4mgほか)および「デキサメタゾンパルミチン酸エステル」(販売名:リメタゾン静注2.5mg )


デキサート(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム) · 用法および用量

メサデルム(一般名:デキサメタゾンプロピオン酸エステル)は、抗炎症作用や血管収縮作用のあるステロイド外用剤で、炎症による皮膚の赤みやかゆみ、はれなどを改善する作用があります。
は強さにより5段階に分けられますが、メサデルムの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、フルコート(フルオシノロンアセトニド)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、、などがあります。

中, デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム, サンテゾーン, 0.02

ヒドロコルチゾン、プレドニゾロンはががありますが、半減期が短いため内服で主として使われます。ベタメタゾン、デキサメタゾンは電解質代謝の副作用がない上に、糖質コルチコイド作用が強いため好んで使われますが、その作用の強さゆえに副作用も出やすくなります。

デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 英語:dexamethasone sodium phosphate ; 販売名 / 薬価

デキサメタゾンとして静注・筋注1回1.65~6.6mg,3~6時間ごと。点滴静注1回1.65~8.3mg,1日1~2回。関節腔内注,滑液のう内注1回0.66~4.1mg,原則として投与間隔2週以上。軟組織内注1回1.65~5mg,原則として投与間隔2週以上。腱鞘内注1回0.66~2.1mg,原則として投与間隔2週以上。硬膜外注1回1.65~8.3mg,原則として投与間隔2週以上。脊髄腔内注・胸腔内注1回0.83~4.1mg,週1~3回。腹腔内注1回1.65mg。局所皮内注1回0.04~0.08mg,最大0.83mgまで,週1回。結膜下注1回0.33~2.1mg。球後注1回0.83~4.1mg。点眼1回0.21~0.83mg/mL溶液1~2滴,1日3~8回。ネブライザー,鼻腔内注,副鼻腔内注,喉頭・気管注,中耳腔内注,耳管内注1回0.08~1.65mg,1日1~3回。鼻甲介内注,鼻茸内注1回0.66~4.1mg。食道注1回0.83~1.65mg。以上,年齢・症状により適宜増減。〔多発性骨髄腫〕点滴静注ビンクリスチン硫酸塩,ドキソルビシン塩酸塩と併用。1日33mg,21~28日を1クールとし,第1~4日目,第9~12日目,第17~20日目に投与。投与量・投与日数は年齢・状態により適宜減量。〔抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状〕静注・点滴静注1日3.3~16.5mg,1~2回分割投与。最大16.5mgまで。

0.1% プロピオン酸デキサメタゾン(メサデルム®) 0.12% デキサメタゾン吉 ..



●以下の副腎皮質ホルモン剤
「ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」(販売名:セレスタミン配合錠、同配合シロップ、エンペラシン配合錠、サクコルチン配合錠、セレスターナ配合錠、ヒスタブロック配合錠、プラデスミン配合錠、_ベタセレミン配合錠)
「ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(注射剤)」(販売名:リンデロン注2mg(0.4%)、同注4mg(0.4%)、同注20mg(0.4%)、同注20mg(2%)、リノロサール注射液2mg(0.4%)、同注射液4mg(0.4%)、同注射液20mg(0.4%))

D07AB19, デキサメタゾンプロピオン酸エステル 0.1%, メサデルム

本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては,各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

D01948, デキサメタゾン吉草酸エステル 0.12%, ボアラ

1996 などが報告されている。
Shinkaiらは、肺癌患者に対する抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐に対して、デキサメタゾンのランダム化比較試験を報告した。適格条件を、肺癌患者、前抗悪性腫瘍薬投与なし、PS0-3、除外条件を、コントロール不良の糖尿病、活動性の消化性潰瘍、精神疾患とした。全ての患者から署名でのインフォームド・コンセントが得られた。全ての患者にシスプラチン80-120mg/m2が投与された。小細胞性肺癌患者には、加えてエトポシド100mg/m2day1-3が投与され、非小細胞性肺癌患者には加えてビンデシン3mg/m2が毎週投与された。組織型(小細胞性、非小細胞性)で層別化され、ランダムに割りつけられた。シスプラチン80mg/m2の投与をされた患者はmetoclopramideまたは、デキサメタゾンに割りつけられた。シスプラチン120mg/m2の投与をされた患者は、metoclopramide+デキサメタゾンまたは、metoclopramide+プラセーボに割りつけられた。Metoclopramideは2mg/kg静注2時間毎4回投与された。デキサメタゾンは、シスプラチン投与30分前に16mg点滴静注され、その後、8mgをシスプラチン投与後1.5時間後、3.5時間後、5.5時間後に投与された。Promethazine25-50mg静注がmetoclopramideの錘体外路症状予防のため両群に投与された。その他の制吐剤はシスプラチン投与12時間前、24時間後まで投与禁止された。
Metoclopramide対デキサメタゾンの結果:1984-1985まで29例が登録された。表1に患者背景を示す。
表1
急性嘔吐完全制御率はmetoclopramideで39%、デキサメタゾンで27%であった。遅発性嘔吐完全制御率はmetoclopramideで67%、デキサメタゾンで55%であった。共に有意差は認められなかった。有害事象を表2に示す。毒性は全般的に軽微であった。Metoclopramideで眠気、下痢が多かった。
表2
Metoclopramide+プラセーボ対metoclopramide+デキサメタゾンの結果:1984-1986年まで23例が登録された。表3に患者背景を示す。
表3
最初のコースでの急性嘔吐完全制御率はmetoclopramide+プラセーボで27%、metoclopramide+デキサメタゾンで92%であった。遅発性嘔吐完全制御率はmetoclopramide+プラセーボで37%、metoclopramide+デキサメタゾンで23%であった。有害事象を表4に示す。Metoclopramideにデキサメタゾンを加えることで、特徴的な有害事象は認められなかった。
表4
SekineらはJCOG(Japan Clinical Oncology Group)の臨床試験として、肺癌患者に対する抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐に対するデキサメタゾンの臨床第二相試験の結果を報告した。適格条件を、肺癌患者、年齢15-74歳、PS0-2、前抗悪性腫瘍薬投与なし、十分な臓器機能を有する患者とし、除外条件をコントロールされない脳転移、糖尿病、心疾患、精神疾患、活動性の消化性潰瘍・感染症、B型肝炎、ステロイドに対する過敏症の既往のある患者とした。シスプラチン80mg/m2day1、ビンデシン3mg/m2day1 and 8,マイトマイシン8mg/m2day1または、シスプラチン80mg/m2day1、エトポシド100mg/m2day1-3を投与した。制吐剤として、グラニセトロン40ug/kgday1、metoclopramide10mg1日3回day2-5、デキサメタゾン32mg/m2day1-3,16mg/m2day4,8mg/m2day5に投与した。
33例が登録された。患者の背景は、21例が男性、年齢の中央値は57歳(40-74歳)、PS0が3例、1が29例、2が1例、シスプラチン/ビンデシン/マイトマイシンが29例、シスプラチン/ビンデシンが1例、シスプラチン/エトポシドが3例であった。急性嘔吐完全制御率は85%であった。遅発性嘔吐完全制御率は60%であった。有害事象は、116-160mg/dlの高血糖が42%、161-250mg/dlの高血糖が9%に見られたが、治療は有さなかった。しゃっくり61%、落ち着かないなどの症状が18%に見られ、metoclopramideを中止した。便秘73%、眠気36%、頭痛30%、めまい30%、振戦12%、下痢12%であったが、全て軽度であり、自然消失した。
6.本剤の安全性に関する評価


7.本剤の投与量の妥当性について


同 効 薬:デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム、ベタメタゾンリン酸エステルナトリウ.

▽新たな【重要な基本的注意】として、「褐色細胞腫の合併を認識していなかった状態でデキサメタゾン製剤(注射剤)を投与した際に、褐色細胞腫クリーゼを発現したとの報告がある。本剤投与後に著明な血圧上昇、頭痛、動悸等が認められた場合は褐色細胞腫クリーゼの発現を考慮した上で適切な処置を行う」旨を規定する