毛穴の出口がつまり始めている状態。目に見えないニキビの赤ちゃん。


当院では副作用を防ぐため、イソトレチノイン(アキュテイン)の服用開始時と、治療から1ヵ月後に血液検査を行っています。またイソトレチノインの内服量を増量した場合も、適宜採血を行いますが、血液検査で数値に異常が見つかった場合は、処方を中止する場合があります。


イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?

軽度〜中等度のニキビ治療では保険治療を選択することが大半です。
基本的な流れとして、
朝:洗顔後、保湿剤→抗菌外用薬(必要時)の順で薬剤の塗布
外出時には日焼け止めをつけましょう。
化粧はできるだけ薄いナチュラルメイクのみで済ませてください。
夕:洗顔後、保湿剤→アダパレンや過酸化ベンゾイルなど(顔全体に塗布)→抗菌外用薬(必要時)の順で薬剤の塗布
これを毎日行なっていただきます。

個人差はありますが、イソトレチノイン治療後もニキビが再発することはあります。
ただ、適切に治療を続けることで、着実にニキビは改善されていきます。難治性ニキビや繰り返しできるニキビは、簡単には治らない症状です。しっかりとニキビを治していくためは、焦らず治療を続けていくことが大切です。

赤ニキビをそのままにしていると膿をもって化膿したニキビになります。


生理前は、黄体期(排卵から生理まで)で卵胞ホルモン(エストロゲン)より黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位となり、皮脂分泌が高まりニキビが悪化します。ニキビが悪化しやすい生理前は特にニキビケアがとても重要となります。

イソトレチノインは海外で重症のにきび治療に広く用いられている薬剤で97~98%の患者さんで改善がみられるという報告があります。
イソトレチノインは皮膚のターンオーバーを促進し角質を薄くするとともに、皮脂の分泌を減少させ重症のにきびを改善させます。
通常6ヶ月で1クール終了となります。
効果が非常に高く中止後もリバウンドを起こしにくいといわれています。
重大な副作用を生じることがあるため、リスクを十分に理解できる患者さんにのみ処方いたします。

毛穴のつまりをとるピーリング効果があり、白にきびに効果があります。

イソトレチノインを飲み始めて2週間後に、さらに膿瘍が多発したものの、1ヶ月後から徐々に改善していき、5ヶ月後に炎症は完全に治まりました。ニキビ跡の赤みはまだ強く残り、凹凸も認められますが、新生ニキビはなくなり、顔全体の腫れは引いています。

ニキビ跡の治療を検討しており、新たにできたニキビを治療したい場合には、治療法のひとつとして検討するのも一案でしょう。ただし、イソトレチノインは自由診療での処方となり、取り扱いのある医療機関が限られているため、皮膚科専門医に相談してから服用を検討しましょう。

ビタミンB2やB6の飲み薬やイソトレチノインの飲み薬があります。

美容皮膚科の場合は、保険適用の有無を考慮しないため、クリニックごとに取り扱っているニキビ治療が異なります。
言い換えると、一般皮膚科はどこの病院で受けても治療に大きな差がないのに対して、美容皮膚科の場合は各クリニックで治療内容・品質に大きな差があるということです。

のことで、医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる立派な皮膚疾患の一種です。
軽い症状を含めると、成人の約90%もの方が、この病気を経験していると言われています。
身近な病気だけに、自己流の間違ったケアを行い悪化させてしまうケースや、ニキビ跡が残ってしまうケースも少なくありません。


イソトレチノイン内服、トレチノイン外用、ビタミンCの外用などを行います。

デュアック®は、炎症のあるニキビに使用します。ベピオと抗生剤の合剤です。ベピオの主成分の過酸化ベンゾイルの濃度が2.5%対してデュアックは3%という濃い濃度で過酸化ベンゾイルが含まれているので、痛いニキビの赤ニキビ・黄ニキビの初期治療に向いています。
継続使用は抗生剤の耐性菌を作ってしまうため好ましくありません。
適切なタイミングでアダパレンや過酸化ベンゾイル単剤に変更することが必要です。

赤ニキビからさらに悪化してほど溜まってしまっている状態です。

上述の通り、イソトレチノインは重症ニキビ治療の切札となる薬です。また適正量を6-9ヶ月内服することでニキビを完治させる可能性のある(再発させない)唯一の治療法です。
▼こんな方におすすめ▼
・重症ニキビの方
・保険治療で改善がない方
・ニキビができると必ずニキビ跡ができてしまう方
・ニキビを繰り返して精神的に参っている方

酸化した皮脂は毛穴に詰まりやすいためニキビができやすい状態になります。

赤ニキビは炎症が起こっている状態であるため、が必要です。早めに炎症を抑える薬を使用しなければ、ニキビが悪化してニキビ痕が残る可能性があります。皮膚科や美容皮膚科で処方してもらう内服薬や外用薬などを使用して、早期に治療を行いましょう。

イソトレチノインの作用として、主に以下のようなことが挙げられます。

・アクネトレント(内服イソトレチノイン)
・19,800円(20mg/30日分)
・採血で6,600円(服用前、1ヶ月、以降2ヶ月おき)
※税込価格となります。
※自費診療となります。

この治療で使用されるイソトレチノインは未承認機器・医薬品です。

また、のことです。
肌のバリア機能が低下した状態で炎症が続くと、細菌がみるみるうちに繁殖し、真皮層や皮下組織にまで修復が難しいダメージを与えてしまい、ニキビ跡となってしまいます。
そのため、できてしまったニキビのケアを十分に行わず、放置しているとニキビ跡になる可能性が高くなります。

イソトレチノイン(イソトロイン、20mg/日)30日分 16,500円

当院で採用しているイソトレチノイン(イソトロイン)は、海外ではにきびに対する高い効果が得られることが知られています。

イソトレチノイン内服 30日分 13,200円(別途検査代がかかります)

ビタミンA誘導体であるトレチノインは、毛穴詰まりの原因となる角質をはがれやすくして、皮脂の分泌量を減らす働きがあります。米国ではニキビの治療薬として認可されている外用薬で、ニキビの改善と予防に効果的です。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

再発を抑えるため、1クールの治療期間を終えた後、イソトレチノインの低用量維持療法を行いました。また、治療中は再生因子やヒトプラセンタが配合された調剤化粧品(、)による保湿を徹底し、ピーリングによるニキビ跡ケアを行いました。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。


肌が乾燥しているとバリア機能が低下して、毛穴に角質がつまりニキビができやすくなります。洗顔後は肌の水分が蒸発しやすいので保湿をすることが大切です。また、ニキビ治療の塗り薬の一部には肌が乾燥しやすくなったり、刺激症状がでやすくなるものもありますのでそのようなときにも保湿はとても重要になります。また、日光・紫外線はニキビの炎症を悪化させ、また色素沈着を誘発させますので日中は日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)を使用することも大切です。順番としては洗顔後に保湿を充分にしてから日焼け止めクリームを塗り、メイクアップをすることが勧められます。

色素沈着ニキビ跡のケアには、美白成分配合の化粧品がおすすめです。

ニキビ・ニキビ治療に限らずすべての施術に言えることですが、施術前に担当医師と充分に話し合うことがとても大切です。
当院ではお一人おひとりのお悩みや心配点・ご不明な点をすべて施術前に解決し、ご納得したうえで施術を受けていただけるよう、インフォームドコンセント(医師と患者の相互理解)を重視しています。
また、施術後のアフターケアや医師の診察、投薬などをすべて無料で行っており、施術前に限らず施術後も患者様の不安を解消する体制を整えております。

「イソトレチノイン」の詳細は、以下のページを参照してください。

これら4つの塗り薬には共通の副作用があり、使い始めの1ヶ月前後は乾燥したり、かさかさしたり、突っ張ったり、薄く皮膚が剥がれたり、赤くなったりします。継続して使用する事でこれらの副作用が和らいでくると共にニキビのできにくい肌を維持しやすくなります。
ベピオ®、ディフェリン®、エピデュオ®、デュアック®は、ニキビに対して保険適用の塗り薬です。
しかし、完全には保険適用のお薬では抑えきれないため、イソトレチノインやケミカルピーリングやエレクトロポレーションや顔医療脱毛といった保険適用外の治療もしていくのがお勧めです。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

当院ではグリコール酸あるいはサリチル酸マクロゴールによるケミカルピーリングを主としてニキビの角質ケアを行います。繰り返し行うことで皮膚のターンオーバーが促進され、毛穴づまり(コメド)ができにくくなっていきます。結果として赤ニキビ(炎症性ニキビ)ができにくい肌へと肌再生していきます。ピーリング直後にビタミンC、トラネキサム酸、レリノール、ビタミンB12などをエレクトロポレーションで導入することでピーリングの鎮静効果とさらなる美白効果、抗炎症作用、赤み軽減、抗酸化作用などが得られます。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

ニキビの種類は、症状の進行段階によって分類されます。ニキビとは、毛穴の詰まりによる炎症が原因で起こる、小さく隆起した発疹です。
白ニキビは初期段階から進行した症状で、毛穴に詰まった皮脂で白く膨れた状態を指します。白ニキビを放置して毛穴に詰まった皮脂が酸化すると、黒ニキビを引き起こします。白く膨れたニキビの毛穴が開き、皮脂の酸化や表皮のメラニン色素が原因でニキビが黒く見えてしまう状態です。
黒ニキビがさらに進行し、毛穴にアクネ菌が増殖すると、炎症した赤ニキビになります。赤ニキビが治らず進行し、化膿した状態が黄ニキビです。
赤ニキビや黄ニキビはひどく炎症している段階で、かゆみや痛みが伴う特徴があります。赤みや膿による炎症が治まった場合でも、皮膚組織が破壊された状態であるため、ニキビ跡になる可能性が高くなります。ニキビによる肌トラブルを悪化させないためには、初期段階で治療を受けることが大切です。

【リスク】(スピロノラクトン)肝斑、多毛、発疹(イソトレチノイン)流産・催奇性

ほとんどの患者さまはイソトレチノイン内服から6ヵ月で効果が期待できますが、治療期間には個人差があり、延長することもあります。患者さまの症状の程度や状態、ご希望に応じて、Vビーム2の併用なども行い、より効果的に治療を進めていきます。

特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。

集簇性ざ瘡は大きな瘢痕を残すリスクが高いため、すぐにイソトレチノインによる治療を行いました。